世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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ドミンゴは音楽の日

サルバドールで週末行われるパーティの画像その1
サルバドールでは毎週末、無料のパーティが行われる

サルバドール7日目。小雨の降る中、夕方から傘をさして街へと繰り出してみる。蒸し暑いサルバドールでは、小雨程度であればかえって涼しげで気持ちよい。

今日は日曜日。しかも雨も降っているということで、一見すると人通りはまばらに見える。けれどよく耳を澄ましてみると、遠くから近くから、様々な音楽が聴こえてくる。ドミンゴ(日曜日)は音楽の日。街のあちこちで、我らこそ1番とばかりに演奏を競っている。

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バイーアの物売りとカポエイラ

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カポエイラを舞う子供達

昨晩から今日の昼にかけて、台風かと思うような豪雨が長い時間振り続いた。ただ、台風とは違うのは、風はそれほど強く吹いていないのに、雨だけがごうごうと音を立てて降っているということ。あまりにたくさんの雨が降っている為か、視界全体が真っ白く曇って見える。唯一視界の利くベランダの下を覗いてみると、椰子の葉の中で雨宿りをしている黄色い鳥が、何かを思い出したようにバタバタっと宙に羽ばたいては、また直ぐに葉の中に隠れてといった動作を繰り返している様子が目に入った。雨にうかれて遊んでいるのだろうか。

それでも正午過ぎからは一端雨も上がり、僕達は暇つぶしに坂下のレストランが並ぶ通りへと向かった。1軒のカフェに入って窓際の席に座り、カエピリョスカ(ウォッカをレモン等のフルーツで割ったブラジルではお馴染みのカクテル)を注文。それを飲んでいると、様々な物売りやら浮浪者たちが次から次へとやってきては、窓の外から僕達を相手に商売を始め出した。ビーズの首飾りを売りに来る少年達、肘が脱臼したように折れ曲がった物乞い、ブラジルの地図売り、葉巻売り、それから版画売りに、ただ手を出すだけの物乞い・・・。たった1時間やそこらでこれだけの人たちがワンサカ押しかけてくるので、落ち着いてカクテルを飲めやしない。あっそうか、今日は土曜日で殆どの店が閉まっているから、この店に物売りが集中するのか。

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サルバドールの落日

サルバドールの夕日の画像
サルバドールの落日

僕らの泊まっているアパートでは、ベランダからすぐ目の前にサルバドールの落日を眺めることができる。

いままで色んな国の落日を見てきたけれど、バイーア(サルバドール)の落日が最も素晴しい。巨大な卵の黄身のような太陽が空を黄色く染め上げ、それが徐々に沈んでいくに従って空のグラデーションが少しづつ変化していく。黄色からオレンジへ、オレンジから赤へ、赤から紫へと。180度に広がる巨大な色彩のパノラマだ。その太陽と僕達との間に広がる空間を、何羽かのツバメが曲芸飛行を繰り広げてみせる。突然急降下したかと思うと、また次の瞬間にはグイっと上昇し、スーッと弧を描くようにして横へ飛んだり、或いは1羽がもう1羽を追跡してみたり。その気まぐれな飛行の様子を目で追うこともまた楽しい。 

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サルバドールで出会った3人の子供

サルバドールで窓から外を眺める子供
大人も子供もよく窓から外を見ている

サルバドールに来て4日目。僕らは丘の上に建っているアパートの4階を10日間の契約で借りて住んでいる。

3メートル四方の広いベランダに出て景色を見渡せば、目の前には180度に広がる海と青空、そして入道雲に近いモクモクとした雲。アパートの真下に見える通りは治安の悪い地域らしく、道も建物も荒れ果てていて、ところどころに廃墟が見られる。正午過ぎになると毎日これらの廃墟のどこかから、大音量でジャマイカン・ミュージックや、甘いボサノヴァが流れ出す。

きっとここに住んでいる人にとっては迷惑なのだろうけれど、僕は広いベランダで半裸になって、下の通りから聴こえてくる音楽に合わせて、ワインを瓶ごとラッパ呑みしながら腰を振って踊る。踊り疲れたら、シャツやパンツを石鹸でゴシゴシ洗って、ベランダに干していく。洗濯も終わって本当にすることがなくなったら、床の上に寝転がって昼寝。なんとも気楽な日常。

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サルバドールについて

サルバドールの庶民住宅地区の画像
サルバドールの庶民の集まる商店街にて

サンパウロから飛行機で3時間(バスに乗った場合は30時間!)、ブラジル北東にあるサルバドールという町にやってきた。

サン・パウロには所謂ロナウドのような顔をした典型的ブラジル顔の人が多かったけれど、ここサルバドールには黒人か、そこに少しだけ白人の血を混ぜたような見た目の人が多い。寂れた教会の前に、黒人に近い褐色の肌をしたブラジル人が十数人も屯している光景は、最初は恐かった。けれど、話しかけてみれば、驚くほど抜けの良い笑顔で(まるで子供のような笑顔)返してくれる。ただし英語は通じないのでお互い只管笑うだけである。

青と黄色のブラジル・カラーの格好をした現地人、坂道の上から見える海岸、通りのそこかしこで流れるジャマイカン・ミュージック(ブラジル音楽は何故か少ない)。目に飛び込む全てが南国そのものである。まだここに着いたばかりだというのに、南国特有の緑の匂いを含んだムワッとした空気で脳みそがいい具合にとろけ、表情がホゲーっと弛緩していくのを感じる。あぁ、ゆるい、ゆるすぎるーっ。酒を飲みのみ道を歩けば、もうそれだけで夏の終わりの野外フェス、ってな気分。

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リベルダージの東洋人街、日系移民

サンパウロはリベルダージ東洋人街の画像
サンパウロの東洋人街

ポルトガルからの飛行機は1時間遅れで17時頃にサン・パウロに到着。

飛行機上空から地上を眺めると、東京に勝るとも劣らない高層ビルの群。「すっげー!東京と変わらんじゃないか!」と思わず感嘆の声を上げる。しかし空港に着いてみると、何だか明かりが暗くひっそりしている。建物の作りも装飾が少なく簡素な感じ、というか貧乏臭い。まるで日本の地方都市の空港のようで、先ほど見た高層ビル群のイメージと全然繋がらない。ブラジル空港は赤字経営だと何かで読んだか聞いたかしたけれど、そのせいだろうか。

空港から外に出た後は、安全面を考えてチケット・タクシーを拾ってホテルまで向かう。僕らの泊まる「万里ホテル」は、リベルダージ地区と呼ばれる東洋人街の目抜通りにある台湾系のホテル。30分ほどかけてタクシーが街の中心部に差し掛かり、リベルダージ地区内まで近づくと、赤い柱に提灯の形をした外灯が道路の両側に等間隔で並んでいる様子が見えてきた。更に奥へと入ると、入口に大きな鳥居の構えた橋が現れた。タクシーの運転手が、これは大阪橋と呼ばれているものだと教えてくれた。

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ユーラシア大陸最西端!ロカ岬

ユーラシア最南端、ロカ岬の画像。遥か向こうにはアメリカ大陸があるけれど、ここからは見えない
ロカ岬

今日はユーラシアの西の端、ロカ岬まで行ってきた。ロカ岬は、中世には「ここから先には陸はない」と信じられていた場所だ。マゼランの船団が世界一周を果たすまで、誰も地球が丸いということは実証できていなかった。

さて、我々はリスボンのカイス・ド・ソドレ駅から電車に乗って、海岸線をガタンゴトンと移動した。15分程で風景はガラリと変わり、海の上にはヨットが浮かび、時々車窓をヤシやソテツが前から後ろへ流れていった。リスボンの古き良き街並も素敵だけれど、その晴れやかな海の風景を見た瞬間、気分がパッと明るくなった気がした。どの国、どの土地でも、ちょっと今いる場所から離れるだけで、随分印象が変わるものだ。

しかし気になるのは、何故かヨットに混じって巨大な軍艦が海の上に一隻浮かんでいることで。「青い海、白いヨット!」までだったら、爽やかな印象なのだが、これに「黒い軍艦」が加わると景色は一気にシュールさを増す。軍艦の上には数十機の飛行機が乗っていたので、空母というやつだろうか。それにしても普通こういう軍事上の物って民間人の目から遠いところにあるんじゃないだろうか・・・。

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ポルトで鳩を食べる

ポルトの歴史地区の画像。ちょっと猫の小便臭かった
橋の下には庶民の生活の場が広がっていた

ポルト2日目。

ヨーロッパは街が整備されていて、清潔で便利ではあっても生活の臭いのしない場所が多いように思っていたのだが、ここポルトはどうやら別のようだ。旧市街から新市街へと通ずるドン・ルイス1世橋の付け根に立って下を覗くと、細く曲がりくねった道に沿って、カステラを縦にしたような3階建ての古い住居が所狭しと軒を連ねている風景が目に入った。

建物の壁は、青や緑やオレンジなど様々な色で彩っているが、どれも建てて相当の時間が建っている為か、色はくすんで精彩に欠ける。橋から一番近いところに建っている家のベランダでは、主婦らしき女性が錆びた欄干に洗濯物を干している姿が見え、そしてその下の方では、エプロン姿の小母さん達が井戸端会議をしていた。

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坂道の旧都、ポルト

ポルトの画像その1。廃墟のような建物も多かった
老朽化しながらも修理の手の施されていない建物

リスボンからバスで3時間ほど揺られ、ポルトという町に遊びに来てみた。特にこれといった目的はなかったのだけれど、実際にここに来て、街の雰囲気を感じてみると、意外に自分の感覚に合う空気が流れていた。街の持つ雰囲気というのは写真では殆ど伝わらないものだと改めて思う。

ポルトはポルトガル第2の都市とは言っても人は少なく、年齢的にも高齢の人が多いように見受けられる。建物はリスボンにもましてオンボロ。しかし一方で、滅びかけの美しさを持っている。滅びかけとはいっても、それに比例して街が荒んでいっている訳ではなく、ただ消え行くのを静かに待っているといった雰囲気。それは過疎化の運命を辿りつつある旧都が醸し出す独特もので、僕の故郷、函館もまた同じ呼吸をしているから、それがよく伝わってくるのである。僕はその安らかな呼吸がいとおしくて仕方がない。

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リスボンの路面電車

リスボン午前7時頃の画像。まだ景色は青く、遥か向こうには大きな川が見える
リスボン、午前7時頃

退屈だの暇だのと文句ばかり言っていたセビーリャも、いざ離れる段になると違ってくる。雨の中を寒さに震えながらバルを探したことや、犬の糞の上を飛びかわしながら散歩をしたこと、そして黴臭く陰鬱な部屋でただやり過ごしただけの時間。退屈で意味がないと思っていたのに、振り返ると少し違うんだ。

本当は、旅に流れている時間に薄いものなんかない。その時は退屈で濃度の薄いもののように感じていても、暫く時間を置いてから記憶を掘り起こしてみると、どれもそれなりに味のあるものに変わっていることに気づかされる。

セビーリャに別れを告げた後は、ポルトガルの首都、リスボン行きの夜行バスに乗り込む。車中を見回すと、黒い革張りのシートが目に入り、「こりゃあ寝心地が良さそうだ」と喜んで席につく。ところがシートを後ろに傾けた途端、身体が下の方へとズルズルと滑り落ちてしまった。何度か身体の向きを変えてはみたのだけれど、一向に体勢は定まらない。革張りというのは意外に身体の引っ掛かりが悪く、寝心地も良くないということに気づく。結局、夢を見そうになってはズルっと身体がずり下がって目を覚ますといったことを延々6時間も繰り返し、明け方のリスボンに到着するまでの間、殆ど眠ることができなかった。

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隠れフラメンコ

セビーリャの隠れフラメンコの店の画像
隠れフラメンコの店

セビーリャに来てからの退屈な気分は一体どこから来るのかと考え続けたところ、理由の1つとして、今泊まっている部屋の環境が悪いのだと思い至る。

僕らの泊まっている部屋は4階建の宿の1階。壁にはかろうじて小さな窓が開いているが、そこからの眺めはというと、口の字型に建てられた宿の真中に、申し訳程度に作られた1メートル四方の中庭。そこには日中も光が差さないため植物は育たず、掃除婦が仕事をする為の大きな洗面台とモップがいつも置かれている景色が切ない。当然僕らの部屋にも日は射さず、従って朝起きると暗い。だから気分も暗い。

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セビーリャのバル

200年以上続くスペインバルの画像
1800年代から営業を続けているというセビーリャのバル

セビーリャに到着。空気の乾燥したグラナダと比べ、日中に上着を着ていると背中に汗をかくくらいの蒸し暑い陽気。グラナダにあったようなブランド・ショップはここでは見られず、田舎特有ののんびりした空気が町全体に漂っている。この町は春祭りというスペインの中でも最も賑わう祭りの開催地として大変有名なところなのだけれど、そんな気配を感じないほど現地の人々も観光ズレしていなくて良い。また、グラナダよりもアフリカに近い位置にあるのにも関わらず、何故かモロッコ人や黒人を見かけないのは不思議なところだ。

僕らがここに着いた当日の天候は生憎の雨。夕方、雨合羽に着替えて、前から気になっていたバルに向かおうとしたのだが、どこで道を間違えたのかいつまで経ってもそこに着かない。ふいにメスダルを見ると、雨合羽の頭の部分から水がポタポタと落ちて前髪が濡れ、表情は幽霊の如し。

「もういいよ~、これ以上探してもグルグル同じところ回るばかりで見つからへん。ホテルの近くでどっか食べるところ探そうや~」等と弱気なことを言っているが、こういう台詞を聞くとオスダルはかえって燃える性質。「何を言うんだ、雨だからこそ笑って歩くのだ!」と言いながらずんずんと進む。しかし、彷徨う時間が少し長すぎたようで、漸く目的のバルに辿り着いた時には、2人も全身ずぶ濡れになって寒さでブルブルと震えていた。やはり引き返すべきだったか。

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