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ねじまき雲 から 上海リルへ

珈琲のお店 『ねじまき雲』
自転車「鳥色号」に乗って、向かい風を殴りつけながら前へと進む。目指すは青梅の珈琲店 『ねじまき雲』 。
途中、道の真正面に富士山が聳え立つ。昨日の雨の後だからか、稜線がハッキリと見える。携帯電話を取り出して、まだ寝ぼけまなこの相方に知らせる。「おーい、早く起きて富士を見ろよ!今日のはスゴイぜ!」 ありがた迷惑な富士山のおすそ分けという訳だ。

どこかの公園で。
自転車で町から町へと移動していると、その土地の持っている空気が少しづつ変わっていくのを感じる。銀輪が武蔵村山を越えて青梅に入ると、辺りの空気がゆったり柔らかくなってくる。この感覚は自転車でしか味わえないと思う。
嬉しくなって体重を背中から後ろにかけつつグッとペダルを踏み込むと、自転車にバネのようなというか、弾力のようなものを感じる。鉄のフレームなのに、竹みたいにしなって、いきなりギュンッと前に進むような感覚?すごく気持ちが良い。何なんなのだろうこれは。

水織音さし絵美術館で購入。百円也。
昼前に 『ねじまき雲』に到着。が、買出しのため1時間後に開店とのこと。さてどうしよう。
仕方がないので時間つぶしに吉野街道へと移動し、山あいを縫うように走る感じが気持ちよく、「あぁ、好きなことをしているなぁ」という気分で一杯になり、周りに誰もいないことを見計らって「キャァーッ!!」と叫んでみたり。
途中、『水織音さし絵美術館』 というお店でダルマの皿を買う。百円也。たくさんの骨董や大小さまざまな石を売っている不思議なお店。
再びねじまき雲に戻ると、入口の窓に「2階にいるのでお手数ですがベルを鳴らしてください」との張り紙。ベルを鳴らすと店主さんが鍵を開けてくれた。「やってますか」と聞くと、「やってますよ」との返事。
「あさつゆ」 という甘い珈琲を頂きながら、店主さんと自転車について暫し会話を楽しむ。
帰り道は玉川上水沿いを進み、道沿いにある古道具屋さんの 『ホタル石』 に寄って帰ろうと思うが、どこかで道に迷って辿り着けず。

とりかごととり
それでも古道具屋へ寄りたい欲求が収まらないので、国分寺の 『上海リル』 へ。そこで思いもよらぬ素敵な出会い。壊れかけの、鳥かごと鳥。友達のケンさんに見せようと思うが、どこかへ出かけていて不在。そういや沖縄へ行くって言っていたっけか。
今日のサイクリングは、ゆったりのんびり。気にいりのお店へ立ち寄りながらの小旅行であった。次はもう少し早起きして沢井まで行き、川を肴に蕎麦を食いたい。
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