世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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サダルストリート、靴の修理

コルカタ、サダルストリートで出会った靴修理職人の写真
無口だが仕事は完璧な、いぶし銀の靴修理職人。

コルカタ3日目の深夜。夢の中で僕はクラシックのコンサート会場にいる。幕が上がり、景気の良いティンパニーの演奏がディンドンディンドンディンドン!!と鳴り始めた。「さぁさぁ、コンサートの始まりだ!」と胸を高鳴らせていると、太鼓の音は徐々に自分の腹の痛みへと変わり、ついに痛さのあまりバチッと目を開いて夢から覚めた。

「痛ででででーっ」っと腹を押さえながら便所に直行し、便器に座るや下痢に次ぐ下痢に次ぐ下痢(失礼)。ヒイヒイいいながら1時間近く便座の上から動けず、やっとベットに戻った後も暫くの間マットの上をゴロゴロとのた打ち回る始末。一体何を食ってこうなったのだかサッパリ分からないが、とにかく痛い!

翌朝も何とか歩くことはできたものの、全身に力が入らず、遠出をすることは無理な状態。仕方がないのでサダルストリートの近くにある公園をのんびりと散策。呆っとしながら歩いていると、道の端っこに座っている靴修理職人の爺さんがこっちを見て手招きをしている。僕が今履いているナイキのスニーカーに開いた穴を遠くから発見したらしい。

  

このスニーカーはアムプリンのお2人が北海道に移住する直前に催したバザーで購入したもので、僕の大のお気に入り。しかしこの旅で毎日歩き続けることによってボロボロになってしまい、右足などはつま先に穴が開き、雨の日には水が靴の中に入ってきて難儀していたところだった。そんな時に呼び止めてくれた靴修理職人の爺さん。これは良い機会だということで、早速修理を依頼することにした。

靴修理職人の爺さんはこちらがカメラを向けても殆ど反応を示さず、ひたすら靴を修理し続ける。これまで何人もの人をポラロイドカメラで撮影して、興味を示さなかった人は1人もいなかったというのに、この爺さんはそれを見ても無関心のままである。うーん、この人は本当にインド人なんだろうか。「物欲にはもう飽きた。俺はただ自分の仕事をやるだけさ・・・」といった雰囲気が爺さんの身体から滲み出している。うーん、渋い。

つい先ほどまで瀕死の状態だったスニーカーだが、30分ほどかけて、つま先の穴を糸で丁寧に縫い、最後にワックスで磨いてもらったら、見違える程キレイになって、ほとんど新品同様と思えるような状態までに回復した。僕自身は不器用なので自分では難しいけれど、壊れたものを直して長く使うことは好きなので、とても嬉しかった。爺さんに最初に約束した100ルピーを渡すと、「150ルピーだ」と言われた。やっぱりこの人はインド人だったらしい。けれど確かにいい仕事をしてくれたので、言い値をそのまま渡した。

たまたまコルカタで腹を壊さなかったら、ここで爺さんに会ってスニーカーを修理してもらうこともなかったと思うと、かえって腹痛になって良かったような気分にすらなってくる。何だかこのスニーカーに前にもまして愛着が涌いてきたので、これからも行く先々で修理をしながら最後まで一緒に旅をできればいいなと思う。さて、明日はコルカタと並ぶ西インドの大都市、ムンバイまで飛行機で一気に移動する予定。

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コメント

アムプリンさん!北海道に移住されたのですか!
そっちに驚き。
おなか、ヤッパリ壊れるんですね。(あまりその記述が今までなかったので)

みーっけ!
というか、このたびもネコリヌさんのお陰なのですが。
今インドにいらっしゃるのですね。

どんな出来事にも必ず理由が存在するのだと思います。
おなか壊したお陰でって考えられるのは幸いで豊かなり。

人間万事塞翁が馬 ってとこですね。

よい旅を。

いやー
この写真すごく好き!

れすだる

とこりんちょ さん >
そうそう、移住されたんですよ。サイトが凄く面白くて毎週月曜日の更新が楽しみです。腹は今大変なことになっています。

Y.かりんさん >
こんにちはー。はい、今インドでございます。インドに来たことに限らず、今は全部前からの出来事から繋がっているんだよなと日々思いながら暮らしております。

オタフク丸さん >
ありがとうございます! インドのきっつい太陽の下、日傘もささず茶も飲まず、只管靴と格闘する爺さんが素敵でした。

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