世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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カッパドキアの奇岩群と、旋舞(セマーゼン)

カッパドキアの奇岩の画像。本当にキノコそっくりだ
カッパドキアの奇岩。シメジみたいでしょ?

トルコに着いて3日目。我々2人は、世界遺産として有名なカッパドキアの奇岩群を見るために、イスタンブールから夜行バスに乗り込んだ。トルコのバスは質が良いと聞いていたが、座席を後ろに倒すレバーがついておらず、おまけに背もたれの部分が「く」の字型に曲がったおかしなデザインだったため、首を前に傾けた姿勢のまま12時間眠らねばならなかった。これは少々堪えたが、それでもパチンコ屋ばりの音楽と震度6クラスの揺れを持つインドのツーリストバスに比べれば全然大したことはない。

朝目覚めると、外は雪が降っており車の窓には霜が積もっていた。景色といえば地平線と、鉄塔と、まばらに生えた木のみ。吹雪のためか、人は殆ど歩いていない。ここへ来る前にツアーを組もうか個人で来ようか迷ったが、我々はツアーを選択した。しかしもし個人でここを回っていたとしたら、北海道の冬なみの天候の中をバス停やホテルを探して歩かねばならなかった。ブログのネタにはなるかもしれないが、その前に凍死していたかもしれない。

さて、カッパドキアの奇岩がどういう形をしているかというと、基本的にはシメジのようなキノコ型の形をしている。「T」の字の「|」の部分が白くて、その上に乗った「─」の岩が黒い。だからどう見てもキノコにしか見えないのである。その珍妙な岩が道路の途中に突然3本くらいニョキニョキっと生えていたり、或いは何百本も群生していたりして、大変に面白い。

そしてもっと面白いのが、これらの岩の多くには、キノコの大分高い位置に窓やドアの跡がついていて、人が住んでいた形跡があることである。高い位置にドアをつけたのは敵の侵入を防ぐ為だとしても、そもそも一体何故こんな岩に住もうと思ったのかが不思議だ。岩に穴を掘る労力を考えたら、木を切って家を作る方が断然楽だと思うのだけれど。しかしまぁ、僕もキノコの家に住めるなら住んでみたい。  
トルコの踊る宗教団体、旋舞(セマーゼン)の画像
トルコの伝統的宗教儀式、旋舞の様子

そんなことを考えながら夕方までかけて一通り名所を見学し、今度はムスリムの伝統的な儀式である「旋舞」を見に行ってきた。が、その話の前に1つ余談を。実はトルコに来てから、男子便所の便器の位置が高くなり難儀している。インドから東までは日本とほぼ同様の位置であったのだが、ここへ来てからは足をつま先立ちになって用を足さねばならないから少々辛い。

つま先立ちという肉体的苦痛よりも、そうしなければ一物が便器の位置に達しないという精神的屈辱感の方が辛いのである。トルコはアジアとヨーロッパの境目だというが、この便器の高さに僕はヨーロッパを感じた。しかし小の方がヨーロピアンスタイルである一方で、大の方はというと、こちらは尻についた便を桶に汲んだ水で流すというアジアンスタイルなのである。

アジアとヨーロッパの境目に位置する、東西文化混在の国トルコ。僕はトイレにおいてもその多文化性を感じた、って、単に自分の足が短かっただけじゃねえかと1人突っ込んだりなんかして。というあたりで話を旋舞に戻そう。

5人の踊り手(セマーゼン)達は仏教の袈裟のような黒い布で身を包み、頭にはフェルト製の指サックのような帽子を被っている。彼らは最初、円形のステージの上で輪になって立ち、太鼓の音に合わせて片足をゆっくり出しては止まり、時々後ろを振り返って互いに礼をし、また元に戻って片足づつ前に進む、といった儀式的な動きを繰り返す(この動きはどこか仏教的なものを感じさせる)。

それを数分繰り返した後で今度は縦一列に並び、黒い布を脱ぎ捨てて、スカートのついた真っ白な衣装に変わる。そして音楽に合わせて1人づつ順番に旋舞を開始する。音楽は、太鼓と琴と尺八を用いてアラビックなメロディを奏でたものを想像してもらえば良いだろう。踊りは両腕を前で×印に組んだ姿勢から始まり、そこから蕾が次第に開いて花になるように、ゆっくりと両手を頭の上に伸ばしていき、それと同時に身体を回転させていく。

あとはスカートを回転の動きで大きく広げながら両腕を頭の上でハの字に開いて只管グルグルと周り続ける。目は閉じているか、或いは半目で天井の方に向いているが、心は外ではなく内側を向いているようである。目を閉じたまま回り続けているというのに、円になったセマーゼン達の間隔は殆ど乱れることがないから不思議なものだ。

と、ここまで懇切丁寧に説明したものの、実は動画を撮ってあります。近日アップするので、興味のある方はこのブログの動画のコーナーを参照してみてください。

さて、明日は1日ホテルのあるギョレメという町(といっても何もない田舎町なんだけれど)の周りをブラブラして、夕方から再びバスに10時間揺られ(あぁ、もう嫌だ)、今度はイスタンブールから南に下がった位置にあるパムッカレという町に移動する。

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コメント

キノコ岩

奇岩ですね・・・。シメジというかエリンギというか・・・。
そんな不思議な光景を見られていいナア。

日本では桜が満開ですが、なんと昨日は桜が咲く中、
雷と雪の嵐がきて、気温も一気に真冬のようになり、
外に出る気も失せてしまいました。

しかし旅行中のバス移動は疲れますよね〜。
私はメキシコ旅行中、バス移動で寝ている間に荷物を
盗まれてしまった経験があるので、是非気をつけてください。

その時は大きな荷物はバスの外側についているトランクにいれなければならなかったので、着いたら早く降りて荷物を取りに行かないと、先に荷物を出し始めた人がとってっちゃうんですよ、ひどいもんです。

ではまた。

スーフィー!学生時代の研究テーマのひとつでした
頭がぼぅっとしてきて良い(もしくは、酔い?)ですよね

写真を見た瞬間キノコというより男根崇拝の像みたく思えてしまいました。
いや日本では「かなまら祭」というものがちょうど先週末に行われていたもので。
失礼いたしました。

れすだる

ma*ma*yu さん >
異常気象だね〜。世界中どこもそうみたいよ。イタリア人は
夏に雨が降らないって言ってたし、トルコも今雨不足で悩んで
いるそうな。

バスの盗難の話、前にも話してくれたよね。ほんと、気を許し
た時が恐いので、安全そうかどうかに係らず注意して行きま
す。でも、バスが後ろの席だったら不可抗力に近いね。

花侍さん >
旋舞が研究テーマって珍しくないですか? でもどういう経緯
でああなったのか、もっと知ってみたい気もします。

jammyさん >
うん、誰しもそう思うことでしょう。日本は全国各地でそういった
性の祭がありますよね。だいぶ前の話ですが、栃木の秘宝館
の館長が、日本各地の性祭をスポーツ新聞で毎週金曜日に
掲載していたのを思い出しました。

キノコだキノコだ!!
まわってる まわってる!!
本日の2枚の画像を高速で交互に表示させたら、かなりトベそう?!(不謹慎)
ゴアからのポストカード届いたよ。ありがとう!!
これまでもらったカードを壁にならべて貼ってます。

キノコかわいい!行きたい!
メブラーナもうらやましいーーーー。動画?見たい!

れすだる

dotmania さん >
わははは、トベそうトベそう。キノコで回るかー。
ポストカード、ありがとう!まだまだ書くよ。

タコさん >
動画、今パムッカレでアップできないので、
明後日あたりアップするねー。

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