世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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カッパドキアからパムッカレへ

ギョレメにあるスターケイブホテルの画像。なんと、洞窟をくりぬいてできてるんですよ!
カッパドキアで僕たちの泊まった洞窟ホテル

カッパドキア最終日。朝食を食べようとレストランに入ると、偶然にも5年前にウルルン滞在記で武内由起子さんがホームステイした家の息子さんが経営している店であった。その当時の滞在の様子を撮ったVTRを見せて頂いた後、彼は「ホームステイの家、ここから近いから見に来る?」と誘って下さった。その家は世界遺産に認定されたキノコ岩をくりぬいて作った洞窟住居で、一般家庭の洞窟住居を見ることもなかなか機会のないことなので、お言葉に甘えてお邪魔することにした。

ところでカッパドキアの奇妙なキノコ岩について少し調べてみたのだけれど、これらは昔、エルジェスとハッサンダという2つの火山の活動により岩が隆起し、柔らかい部分が雨や風で削り取られてできたものなのだとか。そしてAD4世紀頃から、キリスト教徒がその岩を掘って住み始めたとのことだが、未だに住んでいる人たちもいる訳だからその歴史はとても長い。・・・なんて、実はウルルンのお宅にお邪魔したからといって何があったという訳でもなく、お茶と菓子をご馳走になって帰ってきただけなので、苦し紛れにこんな薀蓄を書いているだけなのだけれど。
 

何か面白いことでも起こらないかと毎日期待しているのだが、トルコに来てからは今までのようにネタになるような出来事が向こうからやってくる気配が殆どない。道路で尻をめくって脱糞したり、素っ裸で駅の線路の真ん中で咆哮しながら歩く女が跳梁跋扈していたり、トイレの水タンクが爆発して中から大量の蚊が湧いたりしたインドが懐かしい(かなり偏った部分にフォーカスしているが)。

トルコ人は日本人を見ると日本語でギャグを飛ばしてきたりとそれはそれで面白いのだが、例えばインドであったように、握手を求めてきてそのまま手を揉みながらマッサージ屋に連れて行こうとする輩や、100ルピーの約束で乗ったタクシーで降車時に100ドルだと請求されたり、といったとんでもない発想をする奴にはまだお目にかかっていない。たまに民家に呼ばれて入ってみたらスカーフを売りつけてくるとかいったことはあるけれど、商売の斬新さ、とんでもなさに欠けるような気がする。

洞窟ホテルで1日中話をしたローレインさんとオスダルの写真
ローレインさんとオスダル

ウルルンのお宅を出た後は昨日宿泊したホテル、STAR CAVE PENTION HOTELの小さなリビングルームで夕方まで時間潰し。たった2日泊まっただけだけれど、このホテルの方々とは懇意にさせて頂き、まるで自分の家にいるような心休まるひと時を送ることができた。中でもここで働いているカナダ人女性のローレインさんとは、何時間もストーブを囲んで、ネスカフェを飲みながら、戦争のことや、各国の文化の違いなど様々なことを話した。

いつの間にか自分が苦手な英語で会話をしていることも忘れていた。彼女ほど包容力のある優しい笑顔をする人には初めて会ったようにも思える。自分の拙い文章ではその気持ちはここに表現できないが、1度切りの出会いになることが惜しいと思えるほど良い時間を過ごさせて頂いた。

オーナーのラマザン氏も細かなことに気の利く良い人だったのだけれど、商売のことで頭が一杯らしく、滞在中ずっとツアーをすすめてきたのが玉にキズであった。こういう人は人相の中に「カネの顔」を含んでいるので、最近はパッと会っただけですぐに分かるようになってきた。金と時間に束縛された人はそうでない人に比べ、独特の胡散臭い表情や態度を持っているものなのだ。

さて、カッパドキアを出た後は、再びバスで12時間揺られ、我々はイスタンブールから南に下がった位置にある世界遺産の町、パムッカレに移動した。カッパドキアでは吹雪いていたのに、こちらはタンポポと菜の花が咲き乱れる春の陽気。ちょっと前まで滞在していた南インドでは、5分も歩けないような真夏の天気だったというのに・・・。たった1週間の間に春夏秋冬を1度に体験したような気分である。

パムッカレの石灰棚の画像。雪のような岩に、ビビットな水色の温泉水が巨大な水たまりを作っている
パムッカレの石灰棚

パムッカレの世界遺産は、真っ白な石灰が段上に坂道から丘の上まで続く石灰棚。夏のシーズンには丘の上から石灰を掘って作った溝に温水を流し、天然の段々上の池には美しい水色の温水が貯まる。しかし今は春で、残念ながら温水は止められた状態なのだろう、と思いきや、そこに行ってみると何故か水が流れている。関係ないとは思うが、もうすぐここに阿○総理がやってきて仕事ついでなのかは知らないが、ツアーで観光をするそうで。ひょっとしてその為に水を流したのだろうか? いや、たかが今の日本の為にそこまでする訳もないか。

世界遺産という冠のついた石灰棚はどうだったかといえば、残念ながら「ほう、石灰棚やね」、と思っただけであった。これは僕の知識不足と想像力のなさに拠るのだと思う。6年前にインドを訪れてタージマハルを見た時も、「ほほう、タージマハルやね」と無感動であった。一番感動したのは、モロッコのサハラ砂漠と、それからネパールで見たヒマラヤ山脈。こうやって振り返ってみると、どうやら自分は自然が好きらしい。あれ、でも石灰棚も自然じゃん。まぁいいや。

世界遺産を見た後は特にすることもなく、道端にたくさんいるフンコロガシをつまんだり、木の枝で転がしたりして時間を潰す。尻の部分を枝で1度つつくと左肢をにゅっと伸ばし、もう一度つつくと右足をまたにゅっと伸ばした。3度目をつついたら、サササッと草むらの中に消えていった。

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コメント

すごい!本当に岩に窓がついている!
フンデルト・ヴァッサーのナチュラルバージョンみだいですね。

おすだるさん良い顔してるねぇ。
なんだかホッとした。
ふふふ。

おひげが伸びてますな。
「商売の斬新さに欠ける」というのは笑いました。
もっとガチの勝負がしたいんスね(笑)。
「カネの顔」をすぐに見分ける能力もすごい。
ていか「カネの顔」って!
しかし、あいかわらず写真素晴らしいですなぁ。

れすだる

ねこじる さん >
あっ、ほんとだ。フンデルトワッサーみたいだ。全然気づきませんでした。このホテルの岩はむくむくしてマシュマロみたいでした。

ふーみん さん >
顔出ししちゃいました。ふふふ。

asa さん >
ひげ、どんどん伸びてます。伊藤博文くらいには伸ばしたい
もんです。こっちで髭を見たトルコ人に「お前はムスリムか」
と屡々言われます。
そうそう、ガチの勝負したいんです。せっかくの旅なんだから、
多少疲れても斬新な経験をしたいなぁと。
写真、ヨーロッパに近づくほど面白いものを撮るのが難しく
なっています。当たり前の建物、当たり前の自然。でもそういう
環境でも被写体を見つけて撮れるのがプロなんだろうなぁ。

なんかオスダル逞しくなったね!
ちょっと萌えた。ごめん、メルダル。

れすだる

タコ さん >
えへへ。うれしいな。インドで2週間くらい下痢してた
のが功を奏したか。でもトルコで元に戻りそう。

おおオスダルさんだ!
イメージを裏切らない優しい顔つきでいらっしゃる。
めすだるさんとの2ショットも見てみたいです。

洞窟ホテル面白いですね。フンデルトワッサーのナチュラル版、納得。

れすだる

jammy さん >
いやー、ははは・・・照れます。めすだるは顔載せが
NGなので、また下を向いた写真でもそのうちアップします。

洞窟ホテル、意外と暖かくて居心地が良かったです。

High!!

オスだる!さん!
超、旅人フェイス!
いい顔してるー!

れすだる

matsumotor さん >
ありがとうございます(照)。しかしこの後、顎の下に生えた髭がうねって某新興宗教教祖のようになってきたので切っちゃったので、ワイルドさはなくなっちゃって元の弱い感じに戻ってしまいました。

ご無沙汰!

おすだるさん、いい顔してるね!元気そうで何より。
写真もすばらしい。今後とも、ご無事で旅を続けてください。

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