世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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バルセロナのへちま

バルセロナのカフェの中から外を撮影。モデルみたいな女の人が通り過ぎた
バルセロナのカフェにて

さて、バルセロナに着いてしまった。

「着いてしまった」という言いまわしは日本語的におかしいけれど、これが今の自分の心境に一番近いように思えたので敢えてそう書いてみた。どういうことかというと、普通、海外旅行をするとなると、半年くらい前からその国に関する本を何冊か読んで歴史や文化を学んだり、自分の訪れる町に関してあれこれ想像を逞しくして事前に「行くぜ感」を最大値まで高めるものであるが、今回のように急ピッチで世界を回っていると、ある日突然「あ、明日はスペインか!」といった風に、本人の「行くぜ感」がミニマムの状態で、半自動的に身体が他国に行ってしまった・着いてしまったといった感覚を覚える。だから、「バルセロナに着いた!」という能動型の表現ではなく、「着いてしまった」という受動的表現の方が自分的にしっくりくるのである。

 
バルセロナの雰囲気はというと、東京の銀座のような古い建物と、やはり銀座程度の人通りに、カジュアルなBar(バル)や服屋やパン屋などをもっと増やしたようなといえば良いだろうか。古くからなる建物がどこまでも続く町並みには、東京のようにギトギトした広告は1つもなく、町行く人々の格好はシンプルだけれど垢抜けている。この街にたくさんの靴屋があることからも分かる通り、ベースはシンプルなのだけれど、靴だとか眼鏡あたりに変わった趣向を取り入れている人が多いように思われた。

これが東京の場合は、全身ブランド物で固めた人や、原宿にいるような「服に着られちゃいました」的な過度な服装の人が目立つけれど、ここバルセロナにはそういった人は見受けられなかった。例えば灰色のスーツにビビッドなオレンジ一色のネクタイを合わせた老人や、濃淡の異なる灰色の上下に銀色のシューズとハンチングを組み合わせた女性、といった格好の人を見かけて、格好良いなぁと思った。まぁ、こういうのも人によって感じ方は違うから飽くまで個人的に。

バルセロナの中通りの画像
バルセロナの中通。ヴェニスに少し似たエレガンスな雰囲気(?)

そんな風に関心しながら街を歩いている最中、目の前から歩いてくる1人の中年男性の姿に妙な違和感を覚えた。60歳も半ばに差し掛かると思われる見た目にも関わらず、スキンヘッドにサングラスというファンキーな井出達。いや、それよりも僕の目を虜にしたのは、彼が全身を黒色の異様な模様の洋服に身を包み、股間の部分に巨大な「へちま」を装着しているということであった。

擦れ違いざま、「うわっ、何だあのへちまは!?」と、驚いて振り返ると、彼は肌にピッタリと密着した海水パンツを装着しており、割れ目の線がクッキリと見えて・・・いや、違う!!あれはパンツを履いているのではなく、素肌に刺青を施しているのだっ!!何とその老人は、すっぽんぽんの全身に服のような模様のタトゥーを彫りこんでいたのだった。

尻を覆う海水パンツのようなものも、もちろん彫り物。するとあの「へちま」は・・・生ペニスだ!!。「スペイン人は過度な服装を好まない」という第一印象はこの1人の老人によって、一瞬で崩れ去ったのであった。それにしても、彼は警察に捕まらないのであろうか・・・。

その「ヘチマ男」の興奮も冷め遣らぬまま、ちょっとした用事があって東京のトネリコに電話をかける。約3ヶ月ぶりにサンちゃん、シミちゃんの声を聞いて興奮。あぁ!話したいことは山ほどあるけれど、何を話したら短い時間で盛り上がれるだろう! とドキドキしながら咄嗟に口から出た一言が、「さっきはだかのろうじんをみたよ」。気持ちは最高潮に高まっているのに、出てきた台詞は相手に伝わりようのない不毛な言葉。少し落ち込んだ。

サグラダ・ファミリアの画像
サグラダ・ファミリア聖堂

その後、日本でもよく知られているサグラダ・ファミリア聖堂を見学し、夕方はバル(庶民の集まる気楽な食堂 or 居酒屋のような場所)で生ハム、焼ネギ、カバ(スペイン限定の発泡酒)などを楽しむ。それにしても「食は文化」とはよく言ったもので、均一化され無味乾燥になりつつある世界各地において、料理と酒だけはそれぞれの土地の文化が失われることなく、今も尚煌びやかである。下手な博物館で金を落とすくらいなら、庶民の集う酒場で見知らぬ言葉のシャワーを浴びながら舌鼓を打つ方がどんなに旅情を味わえることか。旅で少し痩せた身体も、このスペインの旅で再び元に戻りそうな予感がしている。

バルセロナのバルにて撮影した画像
バルセロナのバルにて。後姿の小さな人がオスダル

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コメント

いつの間に

着いてしまった!のだねえ。

こちらは、意外になにも、なんにも変わりませんよ。
展示終わって、風邪引いて治って風邪引いたくらいですよ。

いつの間に、という感覚はこの日常にも欲しい。
いつの間に靴も出来ていて欲しい。頼むぞ、こびと達。

さすがに「へちま」の写真は無しですね・・・(汗

こちらの記事に興味がありましたので、
紹介させて頂きました。

ご迷惑でなければと思い、
ご報告させていただきました。

では、失礼いたしますm(_ _)m

http://blog.livedoor.jp/dasimaki900/archives/50158146.html

へちまのご老人、ボディペインティングではなかったのでしょうか?
刺青だとしたら奇っ怪ですねえ…海水パンツのような…
それでへちまの件ですが、もしかしてペニスケースのかわりに
本当にへちまを装着してたんじゃないですかね?
そうしたら捕まらなさそう。
ってへちま男の話ばかりですね

サグラダファミリア…憧れの場所です。

ケンさん >
嬉しい意味での「いつの間に感」って日常ではそれほど
多くない気がするなぁ。意図的に自分から目標とそれを
達成する日を幾つか仕掛けて置いて、その間仕事を
がんがんやっておくと、その感覚を割と得やすい気がする、
かも。

うめのはな さん >
いやー、後になって写真を撮らせてもらえばよかったと
思いました。もし撮ってたらアップしたのになぁ。。。

旅行好き♪ さん >
はじめまして、掲載ありがとうございます!

僕も「へちま男」みたことあります

はじめまして、バルセロナに在住しているk-chuloです。
「へちま男」って喩え方が上手いですねぇ。
遭遇した人はたぶん本当に全裸だったと思いますよ。そして、へちまもやっぱり・・・です。
実は僕も去年の夏に人通りの多いランブラ通りで「あれっ、ベージュの服の上下?」って思ってみたら60歳代のおじさんが普通に(!)全裸で歩いてました。もちろん、ポロンでした。
いやぁ、さすがに周りも注目してましたよ。
そうそう、去年くらいから街中で全裸になって歩いても法律違反ではないようです。個人の権利として、ヌーディストの権利が認められたようです。それにしても、やはり刺激的ですよね。

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