世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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ユーラシア大陸最西端!ロカ岬

ユーラシア最南端、ロカ岬の画像。遥か向こうにはアメリカ大陸があるけれど、ここからは見えない
ロカ岬

今日はユーラシアの西の端、ロカ岬まで行ってきた。ロカ岬は、中世には「ここから先には陸はない」と信じられていた場所だ。マゼランの船団が世界一周を果たすまで、誰も地球が丸いということは実証できていなかった。

さて、我々はリスボンのカイス・ド・ソドレ駅から電車に乗って、海岸線をガタンゴトンと移動した。15分程で風景はガラリと変わり、海の上にはヨットが浮かび、時々車窓をヤシやソテツが前から後ろへ流れていった。リスボンの古き良き街並も素敵だけれど、その晴れやかな海の風景を見た瞬間、気分がパッと明るくなった気がした。どの国、どの土地でも、ちょっと今いる場所から離れるだけで、随分印象が変わるものだ。

しかし気になるのは、何故かヨットに混じって巨大な軍艦が海の上に一隻浮かんでいることで。「青い海、白いヨット!」までだったら、爽やかな印象なのだが、これに「黒い軍艦」が加わると景色は一気にシュールさを増す。軍艦の上には数十機の飛行機が乗っていたので、空母というやつだろうか。それにしても普通こういう軍事上の物って民間人の目から遠いところにあるんじゃないだろうか・・・。

ポルトの海で発見した巨大戦艦の画像
何故かヨットに混じって巨大な軍艦

と思っていると、今度は僕らの乗っている車両のドアが開いたかと思うや、アコーディオンと太鼓を持った楽団が突如現れ、目の前で賑やかな演奏を歌い始めた。「青い海、白いヨット、黒い軍艦、賑やかな楽団」のチャンコ鍋状態に脳が震える。楽団に1ユーロを渡したら、金をもらって目的を果たした彼らは、1曲唄い終わらない内に次の車両に移って行った。本当にここはヨーロッパだろうか?感覚的にはアジアに近いような気が・・・。

ポルトガル人のアジアっぽい例。1つ、通りで何かが起きる度に野次馬が集まるところ。1つ、僕が外で腰を捻る運動をしていた時、フト横を見ると、タバコ屋の親父が全く同じ動きを真似てニヤッと笑った。1つ、バルで飲み食いしていると相当の確率で誰かが話しかけてくる。1つ、女性の写真を撮ったら「私は妊娠しているから」と腹をさすり、物を食べるジェスチャー(食べ物が欲しいということ)をされた。1つ、人々の表情が兎に角優しい。トルコ、チェコ、ドイツ、スペインではこんなことは感じなかった。むーん、ポルトガルって、いればいるほど面白い国なのかも。

さて、そんなこんなで電車がカスカイス駅に着くと、そこからバスに乗り換えて坂道のカーブをぐいぐい上ること約30分。車が到着したのは、広い草原のような丘の上。外に出ると、目の前に広がっていたのは180度の見事な水平線。それは緩やかな弧を描いており、地球の丸さが実感できる。空には殆ど雲も浮かんでおらず、まるで画用紙を真っ青に塗りつぶして、修正ペンで横に一本ぐわっと線を引いたみたいな景色。

ロカ岬の十字架の画像
ロカ岬、十字架の付いた大きな石碑

丘の上には十字架の付いた大きな石碑が建っており、そこが最西端であることを示している。ここには確か、ポルトガルの詩人が書いた詩で、「ここに地終わり、海始まる」と書かれていたはず。まだ地球が丸いということを誰も証明していなかった頃の話。もしかして、インドで「地球は3匹の象が支えている」と信じていた時代も重なっているのだろうか。そしてその頃、日本人は地球の形についてどんな風に想像していたのだろう。そんな風に色々と考えてみると、自分が時代を超えていまここに立っていることが不思議な気分になってくる。

さてさて、ベトナムから始まって4ヶ月、ついにここまで来たかと思うとちょっと感動。缶ビールを開けて、ユーラシアの最西端から見える海原を肴に乾杯!・・・でも考えてみたら地球は丸いのだから、ここだと思ったらどこだって最西端じゃないの?という捻くれた考えが一瞬頭をよぎる。我ながら卑小な人間である。

堤防の上に胡坐をかいて呆っと海を眺めていたら、メスダルがこう言った。「この水平線のずっと向こうにはアメリカ大陸があるんだね」。そうだ、ここでまだ終わった訳ではない。地球は昔の科学者たちが想像したような平面ではないのだから、明後日になったら僕達は海を越えてブラジルへ行くことができる。なんて素晴しい時代に生まれたんだろう。僕らの旅はまだまだ続くのだ!

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コメント

く、黒船?←時代が違うから!w

Resdaru

Fumin >
hitori boke tsukkomi ???

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