世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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サルバドールについて

サルバドールの庶民住宅地区の画像
サルバドールの庶民の集まる商店街にて

サンパウロから飛行機で3時間(バスに乗った場合は30時間!)、ブラジル北東にあるサルバドールという町にやってきた。

サン・パウロには所謂ロナウドのような顔をした典型的ブラジル顔の人が多かったけれど、ここサルバドールには黒人か、そこに少しだけ白人の血を混ぜたような見た目の人が多い。寂れた教会の前に、黒人に近い褐色の肌をしたブラジル人が十数人も屯している光景は、最初は恐かった。けれど、話しかけてみれば、驚くほど抜けの良い笑顔で(まるで子供のような笑顔)返してくれる。ただし英語は通じないのでお互い只管笑うだけである。

青と黄色のブラジル・カラーの格好をした現地人、坂道の上から見える海岸、通りのそこかしこで流れるジャマイカン・ミュージック(ブラジル音楽は何故か少ない)。目に飛び込む全てが南国そのものである。まだここに着いたばかりだというのに、南国特有の緑の匂いを含んだムワッとした空気で脳みそがいい具合にとろけ、表情がホゲーっと弛緩していくのを感じる。あぁ、ゆるい、ゆるすぎるーっ。酒を飲みのみ道を歩けば、もうそれだけで夏の終わりの野外フェス、ってな気分。 
サルバドールは音楽好きのバックパッカー達が集う町としても有名らしいが、なるほど来てみれば、この町そのものが音楽であるかのようだ。吹く風の肌に当たる感じ、雨が地面を打つ音、目に見えるもの耳に聴こえるものの全てがメロディに聴こえてくるみたい。場所は全然違うけれど、ブエナビスタ・ソシアル・クラブとか、コノノNo.1とかいった、黒人の血を含む人たちの音楽というものは、こういった独特の気候の中からしか生まれ得ないものなのだなと思う。

サルバドールで出会った観光ズレしてない少年の画像。目がキラキラしている
緊張し過ぎて顔がひきつっている

もちろん道の至るところに銃を持った警官が立っており、ホテルや商店の人も「鞄は前で持って!気をつけるのよ」と注意してくる程なので、日本のような絶対安全な場所ではないのだろうけれど、しかしこの南国特有の空気の中で暮らす人々の表情は見るからに穏やかで。

細い歩道の上を歩いていたら、マシュマロのようにでっぷり太った黒人のおばちゃんが、蛍光色に近い赤いワンピースを身に着けて、前からノッシノッシと歩いてきた。狭い歩道はおばちゃん1人で精一杯、このまますれ違うことは不可能。僕が一端車道に下りると、おばちゃんはにピンク色の歯茎を全開にしてニッカリ!と笑いかけてくれた。サルバドールではこんな風に、些細な出来事で笑顔が交わされる。

サルバドールのややスラム化した地域の画像
こういう場所はちょっと恐い

建物はどれも古く、赤や黄色や黄緑色に塗られた壁のペンキは日に焼けて薄まっており、一部、或いは全体が剥げて廃墟がかっている。電柱は錆びてボロボロ。石畳は整然と並べられてたヨーロッパのそれと異なり、拾ってきた石を気分の趣くままに縦に並べたり横に並べたりしてガタガタ。でもこの町にはそんな風景が似合っている。そこを子供達がサッカーボールを蹴りながら通り抜けたり、車が通りかかるのをまって爆竹をばらまいたり。

頭の上に洗濯物を乗せたおばちゃんが通りかかったり、ドレッド・ヘアの旅人とすれ違ったり。なんだかその適当なところというか、好き勝手に過ごしている雰囲気の中に、活き活きとした生命力を感じるのだ。たまに雨が降ると、土の匂いや植物の香りが湿気に混じってムンッと鼻を突く。日本人には有得ない豊満というか力強い体型の女性が、傘を持って道を歩いている、ただそれだけなのに凄く絵になってみえる。素直に、あぁこれがブラジルなんだなって思った。

僕らは1日目、セント・アントニオ通りにある「青い家」という、日本人には有名なモグリの宿に宿泊した。看板はないけれど、通りの名前と、建物全体が青いことですぐに見つけることができた。荷物を部屋に置いて屋上に出てみると、上半身裸の、見るからにここへ滞在して長いのだろうなぁと思わせる日本人旅行者が数人椅子に座って歓談しており、こちらに気づくと「こんちわーっす」と挨拶を交わしてくれた。アジアに生息する、どこか影とナルシズムを漂わせたバックパッカーとはどこか違う雰囲気。いや、きっとアジアの旅行者も、ここへ来て暫くすればブラジル風に変化するのかもしれない。

サルバドールの観光地区でハガキを売っていたおっちゃんの画像
ポストカード売りのおっちゃん

実は今、10日間の契約で借りたアパートメント(「青い家」は蚊が多く寝苦しかったので1日でチェックアウトした)の1室でこの日記を付けているのだけれど、正直、こうやってパソコンの画面を見てモヤモヤ文字を打っていることが非常に鬱陶しい。兎に角外へ飛び出して、頭を空っぽにして、ヘトヘトになるまで町を歩き回りたい。誰かと話をしたい、そんな気分。ということで、文章が中途半端な気もするけれど、この辺でパソコンを閉じて散歩に出かけてきます。

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コメント

ポストカード売りのおっちゃん いい顔してますねー!
なんか、いい!サルバドール相当、ゆるそうだなーかなり行ってみたいっす!

れすだる

matsumotor さん >
きっと好きだと思いますよー。みんなのんびりしています。
1日中ぼけーっと酒を飲みながら外を見ているだけで
満たされた気分になれるところです。

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