世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

波照間にて、食う・寝る・遊ぶ

波照間島、ニシハマの夕暮れ時に撮影
波照間島、ニシハマの夕暮れ

波照間島では毎日、何をしているでもない。食・歩・寝の無限ループである。

島の中には何匹もの野良ヤギが徒党をなして、草を食んでは癇癪玉のような糞を辺りに撒き散らし、「メェェェェ」と何を訴えるでもなくただ鳴いている。

1日中食って歩くだけと言う呑気な彼らの生活を羨ましいと思うが、考えてみればヤギのやっていることは食・歩・寝の無限ループであり、今の自分の生活と何ら変わりない。ヤギの鳴き声を聞いていたら、井上揚水が出演していた古いCM「食う・寝る・遊ぶ」というキャッチを思い出した。

そしてまた僕らは、日課のようにニシハマの砂浜に出ては、貝殻やサンゴといった漂流物を拾い集めて歩く。たまに綺麗な形のサンゴ玉を見つけては、くふふと含み笑いしながらズタ袋の中にそれをしまうのだ。しかし昨晩、アスファルトの上に座って旅行者仲間と泡盛を酌み交わしている時に、「そんなに長く滞在しているのに海の中には入っていないの?」と怪訝な顔をされてしまった。

まぁ確かに、ここまで来て海に一度も漬からないのもおかしいかなと思う。その翌日、パナヌファで働いているH君とEちゃんの2人が車で迎えに来て海へ連れていってくれるというので、早速シュノーケルを持ち出して、海へと向かう。

波照間島、ニシハマのクリームソーダみたいな波の画像
昼間のニシハマ。クリームソーダのような海水

砂浜から20メートルくらいは底浅の海岸が続いているが、暫く海の中を歩いていくと、丁度海の色がエメラルドグリーンから群青色に変化する境界線があり、そこいら辺りから深さが増してくると共に、直径50センチ程の円形のお盆のようなテーブルサンゴが水の中に見え始める。そのテーブルサンゴの上をピョンピョンンと飛び移る気分は、まるでマリオのようである。

時折、サンゴや岩の隙間から色鮮やかな熱帯魚が顔を覗かせるが、僕が近づいても逃げようともしない。更に沖へと泳いでいくと、突然足場が切れてそこから先が崖のようになり、深い深い海の底へ向かって海の色が段々と濃くなっていく光景が見えた。幾層にも折り重なる珊瑚が、この光景の幻想味を際立たせる。何だか、単に綺麗という言葉よりも、そこにタナトスが入り混じったような景色。

夜、宿に戻ってからは、いつもの如く、誰からともなく外の歩道の前に集まり出して。縁石に腰掛けて酒を呑み始めていると、段々と周りに人が増えてくるのだ。皆の共通項は「貧乏」なので、酒の肴はもっぱら星空である。これは半無限大に夜空に散らばっているから、食いすぎて無くなる心配には及ばないし、腹は膨れなくとも頭の中が想像力で満腹になる。

目の前には芋畑が広がっており、宿の光の届かない奥の方にはたくさんの虫が住んでいて、夜になると彼らも一緒になって、飲めや歌えやの大合唱と相成る。よく聴いていると、時間によって演奏する曲を変えているので、いつまで聴いていても飽きることがない。僕も虫達に負けず、高田渡だとか、安藤ウメ子などと、好きな唄を口ずさんではみるのだが、やはり天然自然の虫の歌声には適わんなぁ思うのであった。

次の日記へ

 
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://toriiro00.blog62.fc2.com/tb.php/85-95752253

 | トップページに戻る | 


※ご感想・お問い合わせ:dogra11@hotmail.com
※当ブログはリンクフリーです。You can link to our page without permission.
※当ブログ内に掲載されているすべての文章、及び、画像の無断転載、転用を禁止します。すべての文章は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。 Copyright 2006-2007 Keisuke.Izumi. All rights reserved. Never reproduce or replicate without written permission.(darukoro douchu)

コンテンツ

移動ルート
旅の写真集 【NEW】
過去の表紙 【NEW】

旅のオモロ動画集

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。