世界13カ国を夫婦で貧乏旅行した時の世界一周旅行記。帰国後は登山と自転車のことなどを中心に。

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世界旅行で飽きなかった旅先は?

波照間島の宵闇時を撮影
波照間島の宵闇時

それで前の日記で書いた、飽きることのなかった土地についてだけれど。そこは僕らが最後に訪れた小さな島、波照間島であった。

日本最南端の有人島、波照間島。人口は600人弱と統計には記されているけれど、観光客も含めて1日に会う人の数はせいぜい20人かそこらではないか。それくらい少なく感じる。島には商業広告の類はまずないといって良いから、視害・音害に悩まされることはない。

また、電燈が少ないため、月の出ない夜になると、真の闇が訪れる。本当に真っ暗な中でも、目が慣れてくると色々なものが見える。例えば、暗闇を更に塗りつぶすような自分の影。それから、野良山羊の白。これは蛍光色に光って見える。また、耳が敏感になるからか、アスファルトの上を引っ掻き歩くリクヤドカリの足音が聞こえたりもする。

その反対に、月の出ている夜は、月の明るさに驚かされる。都会にいると、人工灯の明るさに目が慣れてしまっているのと、精神的余裕の問題もあり、月の明るさに気づきにくい。自然の中で見る月の光は、本を読めてしまうほど明るく感じる。  
  
  
波照間の夕暮れの画像。世界一美しいです
波照間の夕暮れ時を撮影

それで、何故この島が退屈しないかと言えば、多分それは、日常の中に楽しさや美しさが詰っているからだと思う。僕らが訪れたベトナム、インド、キューバ、ブラジルなどの国は、非日常の中に楽しさや驚きを見出すものであったから、旅の感じ方が正反対であるとも言える。

波照間では、夜、何もせず、ただアスファルトの上に座って呆っとしているだけで虫やら草やら風やらの色んな音が聴こえてきたし、ただ散歩をして歩いているだけでリクヤドカリやフルーツコウモリに遭遇して立ち止まって観察したり・・・、いや、伝えたいことはそうではないな、正確じゃない。何て言うか、文章にして説明しようとするほど、本来から離れていってしまうような、ゼロ(零)に近い美しさのようなものを感じたのだ。

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鼻提灯が割れるみたいに、妄想から目が覚める。

旅は素敵であったけれど、同時に旅の終わりの方に近づくにつれ、「仕事しなくちゃ」という不安の塊ようなものが、心の隅から膨らんできた。最初小さかったそれは、今ではすっかり成長し、現実の前にゴロンと転がっている。まず旅を呑みこんで、次に僕を呑みこむだろう。

・・・と、やや心に迷いが生じているようである。こんな時は臨在録でも読んで、頭を一端リセットするに限る。或いは早寝早起きするか・・・酒持ってこい!

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コメント

こんばんは♪
日本には魅力的な小島がいっぱいあるんですよね
行ってみたいです
もう十年近く前になるけれど、私も街灯のない夜空を農道?に寝転んで見上げたことがあります
びっくりするような星空で、心からしみじみ幸せで真摯な気持ちになったのを覚えてます
めすだるさんおすだるさんの記事で、そういう記憶が思い出せたり、また行きたいところ候補リストがいっぱい増えました♪

れすだる

花侍さん >
そうそう、シマダスっていう本が出てるくらいですもんね。
農道に寝転んでも良いですねー。
忙しくてもふと立ち止まって、身の回りの自然を感じられる
ようになりたいもんです。

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