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世界一周旅行、壮行会

壮行会のことを書いた黒板
世界旅行の出発前夜、行きつけの料理店「トネリコ」で、友人らが壮行会を催してくれた!
全部で15人くらい集まっただろうか。みんな、この店で知り合って仲良くなった仲間達だ。彼らからは「だるころ道中」にちなんで、手作りのダルマをプレゼントしていただいた。
そのダルマの片方の目に、一人づつ筆ペンで墨を入れては隣に渡す、ダルマのバケツリレーが繰り広げられた。全員の墨入れが完了すると、そのダルマはトネリコの天井部分の物置部分に設置されることになった。サーモンの缶詰で作った賽銭箱と一緒に、帰国するまで祭っておいてくれるとのこと。うーっ、嬉しすぎる。
みんなと暫く会えない、もしかしたらもう二度と会えないかもしれないと思うと、「おぅ、おぅ」と嗚咽が湧いてきて、オットセイのような声をもらしてしまった。その声がみんなに聞こえないように、大きな声で「今日は飲もうよ!」と叫んだ。

手作りのダルマをプレゼントしてもらいました
そしてその翌日の早朝、愛する国分寺の町に暫しの別れを告げ、いよいよ僕らは、世界一周に向けて出発することになった。
朝6時ということもあり、2人だけの少し寂しい出発。まだ青暗い景色の中、国分寺駅に到着。ホームのベンチに腰掛けて電車が来るのを待つだるま夫婦。「だれも来ないね」「うん、昨日あれだけ呑んで、今日の早朝だし、無理もないよ」

オスダルとダルマ
そんな感じでボーっと電車を待っていると、遠くから「オーイ!」と誰かの呼ぶ声が聞こえた。見ると、アッ!トネリコのみんなだっ!! 僕らのいた所とは逆側のホームで待っていてくれたんだ。うわーっ、嬉しい!!
でも、みんなに会ってしまうと、これから別れの挨拶をしなくてはいけないことが少し悲しいという気持ちも浮かんできた。もうあと5分で電車がくるというのに。それぞれの顔をよく見ておこうと思うのだけれど、テレ臭いのと、感極まって目に涙がにじんでいるのとで、直視できない。

行ってきます!
そうこうしている内に電車はやってきた。車両に乗り込んで、後ろを振り返る。ドアの向こうに、見慣れたみんながいる。本当は「行ってくるよ!!」と大声で挨拶したいのに、何故かそういう思い切ったことができない自分がいる。そして、ドアは閉まり、電車が動き出した。みんなの不安と嬉しさの混じった表情が窓の向こうに消えていく。
あぁ、本当に旅が始まってしまったんだなぁ。
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